2010年01月14日

阪神大震災 「『あの日』の絵」と橘先生(産経新聞)

 5回にわたって連載した「震災の絵」。15年を経て、強く、そして優しく成長した教え子たちの姿は、震災当時、明親小5年1組の担任だった橘俊一郎さん(62)も喜ばせた。橘さんは「お礼にかえて」と、当時の関係者に「『あの日』の絵」と題した文書を送った(文中一部略)。

 《子供たちに絵を描く話が舞い込んだのは、やっとの思いで学校再開にこぎつけて間もなくのことでした。登校してきた子供たちの心のケアが最重要課題として眼前に突きつけられていた時期。傷ついた子供たちに追い打ちをかけるように、悲しく辛い出来事をわざわざ思い出させることなどもっての外のことでした》

 それでも、橘さんは子供たちの前向きな姿勢に驚かされ、描くことを決めた。

 「先生、描こうや。ぼくら大丈夫や」「絵の具なんかなかったかてええやん。鉛筆でもサインペンだけでもええやん。みんなで貸しおうたらええやん」

 しかし、子供たちの心の傷は癒えていたわけではなかった。

 《描きながら涙を流す子、固まってしまう子、ぼんやりと窓の外を見つめる子、音がするたびにビクッとする子…》

 現在は神戸市教委に勤務する橘さんは紙面での教え子との「再会」を喜んだ。

 《縁あって「あの日」の絵が産経新聞に連載されることになったのです。紙面を通じてですが、逞(たくま)しく、素敵(すてき)に成長した彼らに出会うことができました》

 今も、彼らのことは決して忘れていない。昨秋、神戸市中央区の「人と防災未来センター」で子供たちに絵の展覧会が開催されたとき、ひと目で作者の紹介文の誤りに気付いた。誰がどんな絵を描いたかはすべて覚えている。

 「私も彼らに負けないように、まだ頑張りますよ」と話す橘さんは、文書を次のように結んだ。

 《あの日の絵…彼らに、神様が与えてくださった最高のアルバムだと思っています》

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<お年玉>不況直撃? 平均2万4518円、昨年比3.1%減(毎日新聞)

 不況は子どもの懐も直撃? 川崎信用金庫(本店・川崎市川崎区)の「お年玉とお正月調査」によると、お年玉は昨年比3・1%減の平均2万4518円と、子どもたちにとってちょっぴり寂しいお正月となった。一方、使い道のトップは「貯蓄」で、意外な堅実さがうかがえる結果となった。

 調査は今年で28回目。小学生600人に聞き取り調査し、うち563人(93・8%)から回答があった。もらった人数は平均5・5人と核家族化を反映してか、調査開始以来最低という。10万円以上は2人で、最高額は15万円だった。

 使い道でトップとなった貯蓄額は昨年より3・5%減ったもののの1万8315円で、全額貯金するというしっかり者も24・8%に上った。買い物の平均は5671円と4・3%の微増。内容はゲームソフトの新作が発売された影響で、1位がゲームソフト(40・8%)、2位が本やマンガ(25・1%)となった。【川端智子】

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